ご挨拶

 社会福祉法人愛成会(以下、愛成会)は、戦災者や戦地から引き揚げてきた人等を対象にした授産事業所を昭和20(1945)年に開設して活動を始めました。そして、昭和33(1958)年10月に社会福祉法人格を取得して知的障害児施設を設立しました。東京都内では、滝乃川学園に続いて2番目にできた社会福祉法人でした。以降、女性の知的障害児者を中心に支援を実施してきましたが、平成に入って就労継続支援B型事業所やグループホームの開設にともない、男性の知的障害の方にも利用していただけるようになりました。

 愛成会の名前の由来は「すべてのことは愛より成る」です。愛成会は、創立時から基督教精神を基本としていて、昭和60(1985)年頃までは、週末の礼拝などが行われていたそうです。名前の由来となった精神は、愛成会の中にいまも息づいています。

 愛成会の理念は『人はみんな、自分の人生の主人公』です。各事業所でご利用者様には、集団で生活や活動をしていただく場面が多くなりますが、その中でも、ご本人の意志を大切にして、個性に合わせた支援を行っています。

 愛成会の歴史は長いですが、若い職員がたくさんいます。ご利用者様が大好きな職員が、ご利用者様に寄り添い、ご利用者様が望む人生の実現を支援しています。

理事長 仲野 栄